公認会計士って税理士も兼ねるの?

公認会計士って税理士も兼ねるの?


税務業務
公認会計士は、実は税金に関する業務全般も行えます。 税金というと税理士だけの独占業務というイメージがあるかもしれませんが、実は公認会計士も出来るのです。

税務の代表的な業務は、「正しい税額を計算するための申告書類の作成」や、「企業に代わって税金の申告をする業務」、法律の規定に基づいて「節税をアドバイスする税務相談やコンサルティング」などがあります。

アドバイザリー業務
独占業務ではありませんが、公認会計士コンサルタントとして、各種のアドバイザリー業務を行うことが出来ます。

公認会計士が行うアドバイザリー業務には、決算や財務諸表作成を支援する「会計アドバイザリー業務」、他社に対する企業買収や合併などをアドバイスする「M&Aアドバイザリー業務」、経営不振に陥った企業の財務状況を調べ打開策をアドバイスする 「事業再生アドバイザリー業務」などがあります。

また、公認会計士は企業の財務情報や経営情報に精通しているため、経営コンサルタントとしても活躍したり、経営コンサルタントとして転職する公認会計士もいます。

公認会計士の仕事は忙しい?
公認会計士の仕事の忙しい時期とは、基本的に企業の決算処理が終わった4~5月頃です。 多くの企業が3月末に決算を迎えるため、その後に作成される決算書を監査することが仕事のメインになるからです。

監査のピーク時期は、非常に忙しくなりますし、休日出勤もあります。しかし、閑散期になれば代休も取れますので、年間にして140日程度の休日が取れます。

勤務時間に関しても、仕事の納期が守られれば比較的融通が利きます。そのため、長期のバカンスも可能で、残業もサービス残業ではなく、働いた分の残業代はきちんと支払われますので、労働環境としては比較的恵まれていると言えるでしょう。

一方、独立した公認会計士の場合、クライアントの求めに応じて、急な仕事も増えるため、拘束時間は長くなり、休日出勤も増えるでしょう。しかし、その分収入ややりがいもあります。