公認会計士ってどんな人?

公認会計士ってどんな人?


公認会計士ってなにするひと?
公認会計士とは、経理や会計の業務を行う資格の中で、最も高いレベルの国家資格を取得した人のことを言います。

公認会計士は経済界の最高峰の資格として、医師・弁護士と並び三大国家資格 といわれることもあります。

公認会計士は、企業の財務諸表をチェックし、それが不備や不正なく適切に作成されているかを判断することが出来ます。

財務諸表のプロフェッショナル
企業は、会社の経営状態を財務諸表という成績を開示することで、世の中に会社の将来性を示し、銀行や投資家から資金を調達します。

企業が資金を調達する手段としては、主に、銀行からお金を借りる間接金融と、投資家(株主)からお金を集める直接金融の2つがあります。

どちらの場合でも、お金を出す人は、企業の将来性や倒産しないかどうかを知りたいと考えているでしょう。

そこで、企業は、自分の会社の状態を、財務諸表という成績表によって開示することで、「自社は将来性がある」ということを示して、資金を調達することができるのです。

つまり、公認会計士は、財務諸表の監査、会計の専門家であるわけです。 公認会計士がいるおかげで、企業は資金を集めやすくなり、投資家も安心できるというメリットがあります。

公認会計士は、世の中のお金の流れに対して、Win-Winの関係をもたらす、とても重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

監査と公認会計士の関係
銀行や投資家は、企業が毎年公表する「財務諸表」により、その企業に対して、お金を貸すかどうかの意思決定を行います。

財務諸表には、企業の営業成績を表す「損益計算書」、企業の財産状況を表す「貸借対照表」、企業のお金の流れを表す「キャッシュフロー計算書」などがあります。

公認会計士が監査を行うことによって、財務諸表が「信頼できる情報である」と保証されるわけです。

もし、嘘の財務諸表(粉飾決算と呼ばれる)が公表されると、銀行や投資家は怖くてお金を出せなくなります。さらに、監査がなければ、財務諸表の信頼性が保証されないため、資本市場が成り立たなくなるでしょう。

したがって、公認会計士は、日本経済がスムーズに進むように支えているわけです。